歯を失った場合、そのままにしておくと食事など生活において困難が生じるばかりでなく、歯並びを乱し、身体の様々な病気の原因になります。 義歯は、歯を削ることはありませんが、取り外しを行い、清掃する必要があります。
義歯治療①
部分入れ歯を装着している患者さんが不快に思う事の一つに、金属のバネがあります。部分入れ歯は、固定する為に残っている歯に金属のバネを引っ掛けるのです。見た目が気になる方は、上の写真のように入れ歯の装着がわかりませんし、装着時の違和感も少ないのが特徴です。
義歯治療②
総義歯(歯が1本もない人)を装着している患者さんが不快に思う事は、「食べ物の味を感じ辛い」、「入れ歯が大きくて気持ち悪い」、が多いようです。金属 床(コバルトクロム、チタンを使用)にすると、入れ歯の厚みも薄く、熱伝導(冷たい・熱いの伝わり)も良く、噛む力も増し美味しい食事がより可能になります。
義歯には、総入れ歯(全部的義歯)と部分入れ歯(部分的義歯)があります。総入れ歯では、保険のプラスチック(レジン)でのみ出来ている義歯と、金属(コバルトクロムやチタン)を一部使って薄く快適にした、保険外の義歯がありま す。 また部分入れ歯は義歯を支えているバネの部分(金属)が他人から見えてしまうという保険の義歯と、 人から部分入れ歯を入れていることがわからない保険外の義歯があります。
―よく噛めて、はずれない。心地よい入れ歯で食事や会話がもっと楽しく―
BPSデンチャー(BPS…生体機能的補綴システム Biofunctional Prosthetic Systemの略称です)とは、ヨーロッパのイボクラール・ビバデント社が開発した精密な義歯制作システムです。先進的な技術を用いて、一人一人のお口にぴったり合うように製作することができる総入れ歯です。
一人一人のお口に合わせて製作するため、お口に装着した際の密着度が非常に高い義歯です。密着度が高いとは入れ歯がはずれにくいことで、食事中やお話をする際にも、気兼ねなく楽しむことができます。これまで通常の入れ歯で使用していた安定剤も不要になります。
BPSデンチャーを製作する際には、上顎と下顎を合わせて、型取りを1回で行います。その際、患者様の運動機能を正確に型取るため、お口の形に合った入れ歯を製作することができます。
BPSデンチャーは、機能だけではなく見た目もすぐれた入れ歯です。通常の入れ歯とは、使用する素材も異なるため、本物の歯に近い見た目を目指すことができます。
BPSデンチャーは、規定のトレーニングや試験などを経て、公認をもらった歯科医師・歯科技工士だけが扱うことができます。しっかりと認定を得ているスタッフによる製作ですので品質も安定しており、患者様にとっては安心して製作を任せられます。
入れ歯の治療をされる患者様には、噛む力をアップさせ、快適に入れ歯をお使いいただけるよう、ホリスティックケアをおすすめしております。使い過ぎのお顔の筋肉を弛めながら、あまり使われていない筋肉を鍛え、お顔の左右バランスを整える施術に合わせて、骨格から顎の噛み合わせを整えていく施術も行っております。このような施術により、噛み合わせが整い、噛む力や飲み込む力も回復し、誤嚥性肺炎の予防にもなります。
◆治療方法通常の入れ歯治療と同様です。◆リスク副作用は特にはないです。修理の場合はお預かりする必要があります。
ご来院いただき、歯についてのお悩み、治療についてのご希望をお聞きします。
治療計画(治療方法のメリット、デメリット、期間、費用等)について、より詳しく説明いたします。
1.診査 2.印象(型とり) 3.咬合採得(高さを決めます) 4.ゴシックアーチ(左右、前後の位置を決めます) 5.試適(個人の顔の形や希望にそって入れ歯の歯の形を決めます) 6.完成 の順で行います。また、総入れ歯の種類によっては完成後、もう1度お預かりして、より違和感の少ないゴム製の入れ歯をつくることもあります。
3ヶ月~6ヶ月の頻度で、来院していただき、入れ歯の噛み合せや適合の具合、 入れ歯を支えている歯の状態をチェックします。