まずは、歯をなるべく削らない事。
削った歯は自然に再生しません。結局のところ、歯は大人の歯になると一生物になるんです。極端な事を言えば、身体の一部をちょっと失くしてみようかなんて事を気軽にできるはずがないです。私は、歯は身体の一部である事を本気で考え、大事にしてもらいたいんです。それにはまずは私が皆様の歯を大事にして価値を伝える事が大切だと思っています。
一般的に歯科医院は、痛そうとか怖いなど嫌なイメージをもたれている方が多いかと思います。 実は、私自身もずっとそうでした。歯を削る音が聞こえてくると嫌なものです。また、麻酔を打つ時の痛みも嫌なものです。好きという方はいらっしゃらないですよね。 だからこそ、当院では患者様にそんな怖い思いや痛い思いをなるべくしてもらわなくてもいいように表面麻酔を用いたり(塗り薬)、さらに痛みの少ないよう細い針を用いたり、個室を使って安心してカウンセリングを受けていただける環境を用意したりしています。 特に麻酔に関しては、患者様からも気付かれないうちに麻酔注射がすんでしまうので、驚かれることは本当によくあります。
―健康な口腔内のための虫歯管理法―
【CAMBRAとは】
CAMBRAは、世界基準で使われている虫歯管理法です。患者様の虫歯リスクを、医学的根拠に基づいて4段階で見える化およびリスク評価を行います。その結果に応じて、患者様一人ひとりに最適な治療計画を立て、治療をさせていただき、虫歯になりにくいお口の環境をつくっていきます。
【虫歯はどんなときになるのか】
虫歯は、「虫歯を起こす力」と「虫歯を防ぐ力」のバランスによってできます。虫歯を作り、進行させる要素であるリスク因子(悪玉細菌、唾液が少ない、悪い食事習慣)によって、2つの力のバランスが崩れ、虫歯ができてしまうのです。 CAMBRAは、「虫歯を起こす力」と「虫歯を防ぐ力」のバランスをリスク評価として出し、虫歯の管理方法を提示します。
【4段階での評価】
CAMBRAのシステムにより、虫歯の発生リスクの低い順に「ローリスク」「ミドルリスク」「ハイリスク」「エクストリームリスク」の4段階に分類します。
むし歯になる可能性は高くはないが、注意が必要
【CAMBRAの流れ】
患者様の生活習慣や使用されているオーラルケアグッズの把握するため、問診を行わせていただきます。質問内容は、「最後に虫歯の治療をしたのはいつか」「食事について」「オーラルケアグッズの種類と使用方法」などです。
担当歯科医師と歯科衛生士が口腔内の検査を行います。
■口腔内の細菌数の測定■唾液量の測定■磨き残しのスコア■口腔内の検査
虫歯のなりやすさを4段階で評価し、虫歯にならないための予防方法を提案します。
リスクの高さに応じて、患者様一人ひとりにご提案いたします必要なお口のケアや日々の生活を実践していただきます。