東京も梅雨に入りとても蒸し暑く感じるこの頃ですね。

歯の神経を除去した歯は、神経のある生きた歯と違い変色していきます。また、生きた歯より衝撃に弱く、脆い歯になります。

歯科治療ではその点を補うために様々な治療法があります。基本的には脆くなった歯の強度を補うために

支台(コア)と呼ばれるものを今まで歯の神経があった部分に作成します。支台の材質にはメタル(金属)、レジン樹脂、グラスファイバーと

大きいカテゴリーではこのようなものがあります。

メタルコアは強度が強い利点があります。その分、歯に加わる衝撃を歯が受け止めてしまい、支台との境目で歯が破折することがあります。また、保険診療で使われるパラジュウム合金や銀合金では、成分内の銀が支台を形成するときに周囲に飛び散り、歯肉に入り込むことで歯茎を黒ずませるとがあります。

レジン樹脂のコアは、歯肉の黒ずみはないのですが、強度が弱く、全ての症例に使用ができません。

グラスファイバーコアは、歯茎を黒ずませる欠点は無く、 衝撃に柔軟な動きができるので、衝撃を歯が受け止めて、支台との境目で歯が破折することはありません。また透明性があります。強度はレジン樹脂より高くメタルよりはやや

当院ではそのようなことから、オールセラミックを使用した歯冠修復にはオールセラミックコアを使用しています。

オールセラミックは透明感が高く、土台がメタルの場合はメタルの色がオールセラミックに反映して灰色になります。

グラスファイバーコアはその点がないのでオールセラミック修復にベストな支台だと言えます。

 

 

 

ひとしデンタルクリニック